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【2025年最新版】なぜ今、UGCなのか?成功事例を元に徹底解説

目次

  1. 信頼性のあるクチコミこそ最大の広告
    UGCとは、ユーザーが自発的に投稿する商品レビュー・写真・動画・SNS投稿などのコンテンツを指します。企業発信ではない分、生活者視点でのリアルな声として信頼性が高く、CVR(コンバージョン率)を大きく引き上げる効果があります。

モール内でも、レビュー評価や写真付きレビューの有無は購買判断に大きく影響し、Google検索結果においても「レビューありページ」の上位表示が期待できます。

成功するUGC施策①:フォトコンテストの実施

■ 概要
フォトコンテストは、ユーザーに商品を使用した写真を投稿してもらい、その中から優秀作品を選んでプレゼントなどを進呈する企画です。InstagramやX(旧Twitter)などSNSを活用することで、モール外への拡散効果も狙えます。

■ メリット

  • 商品利用シーンの可視化
  • SNSでの二次拡散
  • 商品理解の深化
  • ブランドのファン化促進

■ 実施ステップ

  • テーマ決定:「我が家の〇〇レシピ選手権」など、季節性やライフスタイルに絡めると参加率が向上。
  • 投稿ルール設定:「#商品名 + #キャンペーン名」の指定で集計を簡素化。
  • キャンペーンページ作成:RMS内でのLPや、Instagram投稿用テンプレートも整備。
  • 入賞者プレゼント設計:クーポンやポイント、商品プレゼントなど。
  • 選出・掲載:EC商品ページ内に「みんなの投稿」枠を設け、販売導線と接続。

成功するUGC施策②:レビュー投稿キャンペーンの活用

■ 概要
モール特有のレビュー文化を逆手に取り、「レビュー投稿でクーポンプレゼント」などの仕組みでUGCを量産する施策です。レビュー収集はアルゴリズム対策にもなり、特に楽天市場やYahoo!ショッピングでは評価スコアの底上げが検索順位や転換率に直結します。

■ メリット

  • 商品ページの厚みが増す
  • SEO対策(レビュー内の自然言語)
  • 商品改善に役立つ生の声が収集できる

■ 実施方法(楽天市場の場合)

  • RMSの「レビューキャンペーン設定」からクーポン配布を連動
  • 「レビュー投稿で○○プレゼント」の画像を商品画像2〜4枚目に設置
  • 定期的にレビュー内容を抽出・分析し、商品説明文やFAQに反映

モール別:UGC戦略の実行ポイント

● 楽天市場

  • 画像付きレビューの有無が強く影響。高レビュー数×写真投稿がキモ。
  • 「みんなのレビュー画像集」コーナーやバナー経由で、購買導線を補強。
  • 「ROOM」経由でシェアされた場合の効果も高く、インフルエンサー活用も視野に。

● Yahoo!ショッピング

  • ユーザビリティが高いため、商品レビューの表示箇所を意識。
  • 「PayPayキャンペーン」と連動し、「レビュー投稿でポイントバック」などの構成も効果的。

● Amazon

  • 投稿写真や動画レビューの掲載率が、A+ページとの相乗効果を生む。
  • ブランド登録済みであれば「カスタマーハイライト」の活用でレビューから訴求が可能。

実際に効果が出たUGC施策事例

事例①:冷凍食品ブランド(楽天市場)

  • 施策内容:フォトコンテスト「うちの冷凍夜ごはん選手権」
  • 参加者数:約600件
  • 成果:CVR1.5倍/Instagramフォロワー2.3倍/レビュー数600→1,200件

事例②:スキンケア商材(Yahoo!ショッピング)

  • 施策内容:レビュー投稿で次回使える500円OFFクーポン配布
  • 期間:約1ヶ月
  • 成果:★4.6→★4.8へ評価上昇/商品ページ滞在時間が平均+45秒

ユーザー参加型UGCがもたらす“購入後体験”

UGCは、単なるレビューや写真投稿にとどまらず、購入後の体験を「語りたい」「共有したい」と思わせるきっかけを創出する点にあります。たとえば、自社商品が「毎日のルーティンに欠かせないアイテム」や「家族の思い出の一品」として語られた場合、それは広告の何倍もの影響力を持ちます。

成功の鍵は「設計と育成」
UGCは“設置したら終わり”ではありません。

  • 投稿の増減
  • 品質(画質・内容の具体性など)
  • 他レビューとのバランス
  • 炎上やクレーム投稿の対応

これらを継続的にモニタリング・育成しながら、コンテンツ資産として定着させる運用体制が求められます。
GastroduceJapanでは、UGC設計の段階から、投稿導線の実装、レビュー分析、LPへの活用まで一気通貫での支援が可能です。

UGCの単価を計算する|レビュー1件にいくら払っているか

UGC施策は「やったほうがいい」で止まりがちです。効率を判断するには、レビュー1件あたりの獲得コストを出します。

レビュー1件あたりのコスト = 施策の総コスト ÷ 獲得レビュー件数

同じ「500円クーポンを配る」施策でも、配り方で単価が10倍変わります。購入者100件、レビュー投稿率10%(10件獲得)という条件で比べます。

配り方総コストレビュー1件あたり
購入者全員に同梱でクーポンを配る500円 × 100件 = 50,000円5,000円
投稿した人だけに後からクーポンを送る500円 × 10件 = 5,000円500円

差は10倍です。全員配布は同梱の手間が少なく、リピート購入の後押しにもなるので一概に悪いわけではありませんが、「レビューを集める施策」として評価すると効率が悪いという事実は押さえておくべきです。全員配布を選ぶなら、それはレビュー施策ではなくリピート施策として別枠で評価してください。

投稿率も自社で測れる数字です。直近の施策で「配った数」と「投稿された数」を割るだけで出ます。業界平均を探すより、自社の投稿率を1回測るほうが早く、判断の精度も上がります。

ステマ規制|UGC施策で越えてはいけない一線

UGC施策には明確な法規制があります。2023年10月1日から、ステルスマーケティングが景品表示法上の不当表示に指定されています。事業者の表示であるにもかかわらず、一般消費者がそれを判別することが困難な表示が対象です。

食品ECの現場で線を越えやすいのは次のパターンです。

やりがちなこと判断どうするか
商品を無償提供し、投稿内容を指定する事業者の表示にあたる可能性が高い「PR」「提供」等を明示させる
高評価レビューだけを選んでページに載せる不利な情報の隠蔽にあたりうる選定基準を持ち、恣意的に見えない形で掲載する
社員や関係者にレビューを書かせる明確にアウト行わない
レビューの文面を事業者が用意するアウト投稿は購入者の言葉に委ねる

判断基準はシンプルです。「これは事業者が関与している」と消費者が分かる状態になっているか。無償提供やクーポン付与そのものは問題ではなく、関与を隠すことが問題になります。

なお食品の場合、表現側の規制も重なります。健康への効果をうたう投稿は、投稿者が書いたものであっても事業者の依頼があれば事業者の責任になり得ます。避けるべき表現は食品ECで避けたい表現と逆効果になるデザインにまとめています。

集めたUGCを置く場所は3つしかない

UGC施策が空振りに終わる最大の理由は、集めたあとの置き場所を決めていないことです。実際に使える場所は3つです。

  • 商品ページの中段:買わない理由を潰す位置に置く。「量が分からない」への回答としてユーザー撮影写真を使うのが最も効きます
  • コンテンツページ・特集ページ:用途別の使われ方をまとめる。商品ページでは扱いきれない検索意図を受けられます
  • 広告クリエイティブ:作り込まれたバナーより、実際の食卓写真のほうがクリック率が高く出ることがあります

いずれも二次利用の許諾を取っていることが前提です。投稿キャンペーンの規約に二次利用の条項を入れておかないと、集めた素材が使えません。ここを後から取り直すのは実務上ほぼ不可能なので、施策設計の最初に組み込んでください。

売れているUGC・動画に共通する5つの型

当社がTikTok Shopを含む食品の動画・投稿を見てきた中で、売上に結びつく型は5つに整理できます。UGCを募集するときの「お題」としても使えます。

見せるもの相性のよい商材
福袋・バラエティ型何がどれだけ入っているか。画面いっぱいに並べた量詰め合わせ、まとめ買い、在庫を動かしたい商品
断面・ストーリー型カット断面の層、押して戻る質感、産地や工場の背景スイーツ、ギフト、高価格帯
時短・アレンジ型「材料◯つ」「◯分で完成」。手元のドアップ調味料、冷凍食品、レトルト
悩み起点型悩みの言語化から入り、数字で示す(たんぱく質◯g など)機能性食品、低糖質、高たんぱく
工場・大量調理型製造ラインの俯瞰、連続カット、ソースが流れる画BtoB、OEM、信頼を伝えたい商品

共通しているのは、作り込んだ広告表現ではなく「見れば分かる事実」を映していることです。UGCを募集する際も「素敵な写真を投稿してください」ではなく、「開封したところを撮ってください」「お皿に盛ったところを撮ってください」と、撮る対象を指定したほうが使える素材が集まります。

動画側の設計はTikTok Shop、食品特化!シズル感×ショート動画、商品ページへの落とし込みは食品における売れるページとは? 10のチェックポイントで扱っています。

【まとめ】UGCをECの資産にするために

UGCは、「ユーザーに作ってもらう広告」とも言える最強のマーケティング施策です。

  • フォトコンテストは“共感”と“参加”を生む
  • レビュー施策は“信頼”と“実績”を育てる
  • モール特性に合わせた戦略が鍵
    これらを単発で終わらせず、継続的に価値を生み出すコンテンツ資産に昇華させることが、モールECの成功を左右します。

よくあるご質問

Q. UGCはどうやって集めればいいですか?

A. レビュー依頼の導線設計と、投稿したくなる商品体験の両方が必要です。同梱物での依頼が最も確実な手段の一つです。

Q. UGCを広告に使ってもいいですか?

A. 投稿者の許諾が必要です。無断利用は権利侵害にあたるため、必ず事前に許可を得てください。

Q. UGCがない場合はどうすればいいですか?

A. まず少数でも質の高い声を集めることから始めてください。数が少なくても、具体的な感想は購入判断に効きます。

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