TikTok Shop運用代行の費用相場とは、「TikTok Shopでの販売に必要な運用を代行会社に任せたときに、代行会社へ支払う料金の目安」です。
ただ、運用代行を頼んだ月に出ていくお金は、代行会社への料金だけではありません。TikTok Shopに払う販売手数料や、商品を紹介してくれたクリエイターへの報酬、広告費、送料も、売上や注文数に応じて別途かかってきます。
運用代行の見積もりを取ろうとしているEC担当者の方なら、次のような疑問をお持ちではないでしょうか。
- 各社の料金ページを見ても金額の幅が広く、自社が頼んだ場合にいくらになるのか見当がつかない
- 月額固定と成果報酬のどちらが自社の売上規模に合うのか、判断がつかない
- 代行費を払ったうえで、TikTok Shopの売上から利益が残るのかを知りたい
実際、各社が公開している月額を見ると、月15万円前後のプランから月100万円を超えるプランまで、大きな幅があります。しかも、料金に含まれる動画の本数や初期費用、最低契約期間、税抜・税込の表示も会社ごとにばらばらです。そのため、月額の安さだけで判断するのではなく、最低契約期間をかけた総額と、販売手数料や広告費まで含めた月の総額の2つで比べることをおすすめします。
本記事では、代行会社に払う料金とほかの費用の違い、各社の公開料金と読み方、費用が増える業務、月にかかる費用の総額の出し方、料金体系の違い、見積もりの取り方と比べ方を順に解説します。
読み終えるころには、手元に届いた見積もりを同じ物差しで並べ、注文が少ない月でも利益が残るかどうかまで計算できるようになっているはずです。代行会社に払う金額が妥当なのか確かめたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の対象者
- 運用を代行会社に任せるかどうか検討している、TikTok ShopのEC担当者の方
- 複数の代行会社から見積もりを取り、金額や料金体系の違いに迷っている方
- 代行費を払っても利益が残るのか、契約前に計算しておきたい方
この記事を読んでわかること
- TikTok Shop運用代行の各社の公開料金と、含まれる量・初期費用・最低契約期間・税の表示
- 費用が増える業務の3つの増え方と、販売手数料や広告費まで含めた月の総額の出し方
- 月の売上で支払いが入れ替わる料金体系の違いと、見積もりの比べ方
- TikTok Shop運用代行の費用相場とは?|代行会社に払う料金と、ほかに払う費用の違い
- TikTok Shop運用代行の費用相場|各社の公開料金と、読むときの4つのポイント
- TikTok Shop運用代行の費用が増える業務|毎月一定・本数・件数の3つの増え方
- TikTok Shop運用代行を頼んだ月にかかる費用の総額|販売手数料・広告費まで含めて出す3ステップ
- TikTok Shop運用代行の料金体系の違い|月の売上で支払いが入れ替わる4つの型
- TikTok Shop運用代行の見積もりの取り方と比べ方|依頼から比較までの4ステップ
- TikTok Shop運用代行の費用相場のよくある質問
- まとめ:TikTok Shop運用代行の費用相場
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TikTok Shop運用代行の費用相場とは?|代行会社に払う料金と、ほかに払う費用の違い
TikTok Shop運用代行の費用相場とは、「TikTok Shopでの販売に必要な運用を代行会社に任せたときに、代行会社へ支払う料金の目安」です。代行会社に任せられる業務は、ショップの設定や商品登録に始まり、動画の制作、LIVE配信、クリエイターとのやり取り、広告運用、さらには発送や問い合わせ対応まで多岐にわたります。どこまで頼めるかは会社やプランによって変わるため、見積もりの前提も会社ごとに異なると考えておいてください。
運用代行の予算を組む際は、代行会社に払う料金と、それ以外の相手に払う費用を分けて考えるのが基本です。まず、TikTok Shopへの出店そのものに初期費用や月額費用はかかりません。その代わり、有効な注文ごとにカテゴリー別の販売手数料が発生します。TikTok Shopが注文に含まれる商品ごとに手数料を計算し、その合計額をセラーに請求する仕組みです。
たとえば食品・ドリンクの販売手数料は7%です。ただし、お酒のサブカテゴリー「ビール、ワイン、スピリッツ」は10%で、そのなかでも「ビール」と「プレミックス・レディトゥドリンク」は10%の対象から外れています。
| 支払先 | 主な費用 | 売上がない月にもかかるか |
|---|---|---|
| 代行会社 | 月額の料金、初期費用、成果報酬、広告運用の手数料、発送などの作業料 | 月額の料金はかかる。成果報酬と件数に応じた作業料はかからない |
| TikTok Shop | 販売手数料 | かからない |
| クリエイター | 紹介で売れた注文への報酬、送るサンプルの商品代と送料 | 報酬はかからない。サンプルは送った分だけかかる |
| TikTok(広告) | 広告費 | 配信した分だけかかる |
| 配送業者・資材の仕入れ先 | 送料と梱包資材 | かからない |
表を見ると、売上がない月にも出ていくのは、代行会社の月額料金と、自社の判断で使う広告費・サンプル代の3つだとわかります。運用代行を頼むかどうか決める前に、この「売上がゼロでもかかる額」を何か月分まで払い続けられるのか、社内で目安を決めておくと安心です。
TikTok Shop運用代行の費用相場|各社の公開料金と、読むときの4つのポイント
TikTok Shop運用代行の公開料金は、月額のプランで月15万円前後から月160万円(税抜)までと大きな開きがあり、同じ「月額」と書かれていても、含まれる作業の量や初期費用、契約の条件はそろっていません。運用代行会社のサービスページなどで公開されている料金と条件を、プランの種類ごとに整理すると次のようになります(2026年11月時点の掲載内容をもとにした目安)。
| プランの種類 | 公開されている料金の目安 | 料金に含まれる業務の例 | 初期費用 | 税の表示・別途かかる費用 | 最低契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 開設代行(1回のみ) | 10万円前後 | アカウント開設・初期設定、20SKU程度までの商品登録とページ作成 | この料金が1回だけの支払い | 税の表示がないことが多い | なし |
| 運用代行(ライト) | 月15万〜20万円前後 | 動画の制作・投稿が月4本程度。含まれる業務を明記していない会社もある | かからないと明記する例と、記載がない例がある | 税の表示がないことが多い。クリエイターへのギフティング費用や成果報酬は実費 | 記載がないことが多い |
| 運用代行(スタンダード) | 月30万円前後〜 | 動画が月8本程度、月次の進捗レポートなど | かからないと明記する例と、記載がない例がある | 税抜の表示と税の表示なしが混在。広告費は別 | 記載なし〜最低3か月 |
| 運用代行+コンサル | 月50万円前後〜 | 実行支援に加えて、隔週の戦略ミーティングなど | 記載なし | 税抜の表示 | 最低6か月程度 |
| LIVE配信中心の大型プラン | 月95万〜160万円前後(税抜) | 月60時間程度のLIVE配信、オリジナル動画・ハイライト動画の制作 | 記載なし | 税抜の表示。広告費と成果報酬(GMVの10%程度)、プラットフォーム使用費が別 | 3か月程度 |
こうして並べてみると、相場を1つの数字で言い切れるほど、各社の料金の前提はそろっていないことがわかります。最終的な金額は、任せたい業務と量を伝えたうえで取る見積もり次第です。とはいえ、公開料金にも読み方のコツがあります。次の4つのポイントを押さえておくと、見積もりを受け取ったときにも判断しやすくなるでしょう。
- 料金に含まれる本数・時間
- 初期費用の有無と、含まれる作業
- 最低契約期間をかけた総額
- 税抜・税込の表示と、別途かかる費用の注記
料金に含まれる本数・時間
公開料金を比べるときは、まず「その金額で動画が何本作られ、LIVE配信が何時間行われるのか」を確認するのがおすすめです。運用代行のプランやLIVE配信中心のプランのなかには、動画の本数や配信の時間を料金に添えている例があります。
一方で、料金に含まれる業務をページに書いていない会社もあります。その場合は問い合わせの段階で、動画の本数や配信時間がどれだけ含まれるのかを聞いておくと、他社と比べやすくなります。
初期費用の有無と、含まれる作業
代行会社の初期費用は、公開料金のページで「かからない」と明記している例がある一方で、何も書いていない会社もあるため、月額のほかに初期費用がかかるかは見積もりの段階で確認しましょう。成果報酬型の支援で、初期費用をゼロとして発表している例もあります。
初期費用という名目で請求されなくても、開設の作業が料金のどこかに入っていることがあります。初期構築から運用までを一括で支援する月額のプランもあれば、開設の作業だけを1回の料金にしている開設代行もあります。見積もりでは、開設の作業がどの行に入っているかを確認しておきましょう。
最低契約期間をかけた総額
最低契約期間が決まっているプランは、月額に期間の月数をかけた総額で比べるのが確実です。月額が安く見えるプランでも、最低契約期間が長ければ、契約してから最初の契約期間が終わるまでに払う総額は大きくなるためです。
【計算例】最低契約期間を公開しているプランから4つの例を取り、最初の契約期間中に払う総額を計算すると、次のようになります(いずれも税抜)。
| プランの例 | 月額 | 最低契約期間 | 最低契約期間をかけた総額 |
|---|---|---|---|
| 運用代行 | 30万円〜 | 3か月 | 90万円〜 |
| 運用代行+コンサル | 50万円〜 | 6か月 | 300万円〜 |
| LIVE配信中心の大型プラン(下位) | 95万円 | 3か月 | 285万円+広告費+成果報酬 |
| LIVE配信中心の大型プラン(上位) | 160万円 | 3か月 | 480万円+広告費+成果報酬 |
同じ会社の運用代行と運用代行+コンサルにあたる上の2行を比べると、月額の比は約1.7倍ですが、最低契約期間が3か月と6か月で異なるため、総額の比は約3.3倍に開きます。初期費用がかかる見積もりなら、この総額に足してから比べましょう。最低契約期間が掲載ページに書かれていない会社については、見積もりの段階で、契約期間と途中解約の条件を確認しておくとよいでしょう。
税抜・税込の表示と、別途かかる費用の注記
金額の横にある「税抜」や「※」の注記にも目を通し、税込でいくらになるのか、プラン料金とは別に何がかかるのかを確かめておきましょう。公開料金を見ると、税抜と明記している会社がある一方で、税の表示がない会社もあります。税抜の料金と、税込か税抜かわからない料金をそのまま並べてしまうと、実際の支払額に1割ほどの差が出るおそれがあります。
別途かかる費用の書き方も、会社によってさまざまです。広告費・成果報酬・プラットフォーム使用費が月額とは別にかかるとしている会社もあれば、広告費のほか、インフルエンサーやライバーへのギフティング費用・成果報酬をプラン料金の外に置いている会社もあります。見積もりを受け取ったら、こうした実費が金額に含まれているかどうかを1行ずつ確認しておくと、契約後に「思っていたより高い」と慌てずに済みます。
TikTok Shop運用代行の費用が増える業務|毎月一定・本数・件数の3つの増え方

TikTok Shop運用代行の費用は、業務によって金額の増え方が異なり、「毎月一定」「本数・回数」「売上・件数」の3つに分けて読むと整理しやすくなります。同じ月額の見積もりであっても、どの増え方の業務がどれだけ含まれているかによって、翌月以降の支払いの動き方は変わってきます。
- 「毎月一定」の業務:運用の設計・管理と定例の報告
- 「本数・回数」で増える業務:ショート動画・LIVE配信・商品登録
- 「売上・件数」で増える業務:成果報酬・広告運用・発送と問い合わせ対応
「毎月一定」の業務:運用の設計・管理と定例の報告
運用の設計、アカウントの管理、定例の打ち合わせとレポートは、売上や本数にかかわらず、毎月ほぼ同じ手間がかかる業務です。公開料金の例でも、月次の進捗レポートを月額に含めるプランや、上位のプランで隔週の戦略ミーティングを行うものがあります。
この部分は、売上が半分になった月でも小さくはなりません。打ち合わせの回数や戦略の支援を厚くするほど、注文が少ない月の負担も重くなる前提で、見積もりを読むようにしましょう。
「本数・回数」で増える業務:ショート動画・LIVE配信・商品登録
動画は本数、LIVE配信は配信の時間、商品登録はSKUの数が増えるほど、費用も増えていきます。公開料金の例では、月20万円のプランで動画が月4本、月30万円のプランで月8本〜です。LIVE配信を中心とした大型のプランでは、月60時間の配信を基本に、オリジナル動画やハイライト動画の制作も含まれています。
【計算例】動画の本数が明記されている同じ会社の2つの月額プランを、本数で割り戻すと次のようになります。
| プランの例 | 月額 | 含まれる動画の本数 | 1本あたりに割り戻した額 |
|---|---|---|---|
| 月20万円のプラン | 20万円 | 月4本 | 5万円 |
| 月30万円のプラン | 30万円 | 月8本〜 | 3万7,500円以下 |
月額には動画制作以外の業務も含まれているため、これは動画1本の正確な単価ではありません。他社の見積もりも同じ方法で割り戻し、横並びで比べるための目安として使ってみてください。
商品登録の上限も、開設代行は20SKUまで、月額プランは無制限とする例があるなど、プランによって異なります。登録したいSKUが20を超えるかどうかで、開設代行で足りるのか、月額プランを選ぶのかが分かれます。
「売上・件数」で増える業務:成果報酬・広告運用・発送と問い合わせ対応
成果報酬は売上に、発送と問い合わせ対応は件数に応じて増え、広告運用の手数料も、広告費に対する率で決める契約なら広告費に応じて増えます。売れるほど支払いは増えますが、裏を返せば、売上や注文が少ない月には支払いも小さく抑えられる業務です。
発送や問い合わせ対応を外部に任せる場合、料金は件数ごとに見積もられます。たとえば2025年7月に発表されたTikTok Shop向けの物流代行サービスでは、発表時点で60サイズの配送が1個あたり580円〜、セラーに届く問い合わせへの対応が1件300円〜の従量課金でした。
広告運用は、LIVE配信中心の大型プランや上位の運用代行プランのように、プランの業務に含めている例があり、その場合も広告費はプラン料金とは別です。見積もりによっては、広告運用の手数料が別の行に書かれていることもあります。並べ直すときは、広告運用が月額に入っているのか、広告費に応じて増える行なのかを分けておきましょう。
TikTok Shop運用代行を頼んだ月にかかる費用の総額|販売手数料・広告費まで含めて出す3ステップ

TikTok Shop運用代行を頼んだ月の総額は、売上に比例する費用と毎月決まってかかる費用を足して出し、注文が少ない月でも利益が残るかどうかで判断するのがおすすめです。販売手数料やクリエイターへの報酬は、代行会社の見積もりには載ってこない費用です。見落とさないよう、次の3ステップで自社の数字を当てはめてみてください。
- ①売上に比例してかかる費用を、率と1件あたりの額で足し合わせる
- ②毎月決まってかかる費用を、額で足し合わせる
- ③注文数が半分の月でも、利益が残るかを確認する
①売上に比例してかかる費用を、率と1件あたりの額で足し合わせる
最初に、売上や注文数に比例してかかる費用を、「売上に対する率」と「1件あたりの額」に整理します。販売手数料の率はカテゴリーごとに異なり、食品・ドリンクなら売上の7%です(お酒の一部のサブカテゴリーは10%)。クリエイターへの報酬は、セラーがクリエイターに設定するコミッション率によって決まります。
報酬は、クリエイターの動画やLIVE配信をきっかけに売れた注文にかかります。下の計算例では、売上の半分がクリエイター経由で率10%と置いたので、売上全体に対しては5%です。販売手数料の7%と合わせると、売上の12%が売上に比例して出ていく計算になります。代行会社と成果報酬を含む契約を結ぶ場合は、その報酬率もここに加えてください。送料と梱包資材は、1件あたりの額でまとめておくと扱いやすいでしょう。
②毎月決まってかかる費用を、額で足し合わせる
続いて、売上にかかわらず毎月出ていく費用を、金額で合計します。主な費目は、代行会社の月額料金、広告費の上限、クリエイターに送るサンプルの3つです。
クリエイターに送るサンプルの数は、セラーセンターで自由に設定できます。ただし、送料や税金が発生する場合はセラーの負担になるため、送る数が増えるほど費用もかさみます。下の計算例の表では、代行会社の月額・広告費・サンプルの3行がこの費用にあたり、注文数が半分の月でも同じ額のまま残ります。
③注文数が半分の月でも、利益が残るかを確認する
最後に、売上から原価と月の総額を引き、見込みどおりの月と、注文数が半分になった月の両方で利益が残るかを確認しましょう。毎月決まってかかる費用は、注文数が減っても小さくはなりません。そのため、注文が少ない月ほど利益を大きく削ることになります。
【計算例】仮に販売価格3,000円の商品で、月1,000件売れた月と、500件にとどまった月を比べてみます。
| 費目 | 計算の仕方(仮の値) | 月1,000件の月 | 月500件の月 |
|---|---|---|---|
| 売上 | 3,000円×注文数 | 3,000,000円 | 1,500,000円 |
| 原価 | 1件900円 | 900,000円 | 450,000円 |
| 販売手数料 | 売上の7%(割引・返金がなく、購入者の送料負担がない場合) | 210,000円 | 105,000円 |
| クリエイターへの報酬 | 売上の半分がクリエイター経由で、率10% | 150,000円 | 75,000円 |
| 送料と梱包 | 1件600円 | 600,000円 | 300,000円 |
| 代行会社の月額 | 月額固定型で月30万円 | 300,000円 | 300,000円 |
| 広告費 | 上限を月20万円 | 200,000円 | 200,000円 |
| サンプル | 商品代と送料で月3万円 | 30,000円 | 30,000円 |
| 月の総額 | 原価を除く6つの費目の合計 | 1,490,000円 | 1,010,000円 |
| 残る利益 | 売上−原価−月の総額 | 610,000円 | 40,000円 |
注文数が半分になると売上も半分になりますが、残る利益は61万円から4万円へと、15分の1ほどにまで減ってしまいます。代行会社の月額・広告費・サンプルの3つが、注文数にかかわらず同じ額で出ていくためです。このように注文が少ない月に利益がほとんど残らないようなら、月額の小さいプランや成果報酬を含む料金体系に切り替えるか、広告費の上限を下げることを検討してみてください。
販売手数料のカテゴリー別の料率や、手数料を差し引いた利益の計算方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:TikTok Shopの手数料と利益設計|食品カテゴリの実際
「自社の数字で月の総額を試算してみたい」「どの業務を任せるべきか、相談しながら決めたい」という場合は、モールハックのTikTok Shop運用代行の無料相談もお気軽にご利用ください。
TikTok Shop運用代行の料金体系の違い|月の売上で支払いが入れ替わる4つの型
TikTok Shop運用代行の料金体系には月額固定型・成果報酬型・複合型・スポット型があり、どれが割安かは月の売上によって入れ替わります。売上が少ない月には月額固定の負担が重くのしかかり、反対に売上が大きい月には成果報酬の支払いが膨らむからです。月の総額の計算例で見たとおり、毎月決まってかかる費用は注文が少ない月の利益を削るため、料金体系の選び方は利益に直結します。
- 月額固定型:売上がない月も同じ額を払う
- 成果報酬型:売上がない月は払わず、売れるほど増える
- 複合型:月額に、売上に応じた報酬が上乗せされる
- スポット型:開設などの作業ごとに1回だけ払う
【計算例】月額固定型・成果報酬型・複合型の3つについて、仮の料金を置き、月の売上ごとの支払額を並べてみます。なお、スポット型は毎月の支払いが発生しないため、この表には含めていません。
| 月の売上 | 月額固定型(仮に月30万円) | 成果報酬型(仮に売上の15%) | 複合型(仮に月10万円+売上の5%) |
|---|---|---|---|
| 0円 | 30万円 | 0円 | 10万円 |
| 100万円 | 30万円 | 15万円 | 15万円 |
| 200万円 | 30万円 | 30万円 | 20万円 |
| 400万円 | 30万円 | 60万円 | 30万円 |
月額固定型と成果報酬型の支払いが等しくなるのは、「月額÷成果報酬の率」の売上のときです。この例では30万円÷15%で、月の売上200万円が分かれ目になります。売上がこの金額を超えると、成果報酬型のほうが支払いは大きくなるわけです。料金体系を選ぶ際は、自社が見込む月の売上と、その半分の売上の両方を当てはめて、どの型なら支払いを抑えられるかを一度計算してみてください。
月額固定型:売上がない月も同じ額を払う
月額固定型は、決まった範囲の作業に対して、毎月同じ額を払う料金体系です。先ほどの公開料金の表でも、運用代行のプランは月額で表示されています。ただし、固定報酬型を基本に提案すると明記している会社がある一方で、ほかの会社のページには、成果報酬を上乗せしない契約かどうかまでは書かれていません。
毎月の支払額が読みやすい反面、売上が小さい月ほど、売上に占める月額の割合は大きくなります。上の表の例では、売上が4倍になると、その割合は4分の1になります。
成果報酬型:売上がない月は払わず、売れるほど増える
成果報酬型は、表の売上がない行では支払いもない一方、月額固定型と同じ額になる売上を超えると、固定型より高くなる料金体系です。たとえば2025年6月には、初期費用ゼロ・固定費ゼロで支援を始め、実際の売上に連動してのみ手数料が発生する成果報酬型の支援が発表されていました。この発表には報酬の率が書かれていなかったため、率は見積もりの段階で確認が必要です。
率が同じでも、対象に含める売上の範囲が変われば、表の支払いは計算どおりになりません。広告経由やクリエイター経由の売上、返金になった注文を対象に含めるかどうかを、契約書で決めておきましょう。
複合型:月額に、売上に応じた報酬が上乗せされる
複合型は、表の売上がない行でも月額の部分がかかり、売上が増えると報酬が上乗せされる料金体系です。上の表の例では、4行目で月額固定型と同じ額になり、それより売上が少ない行では複合型のほうが小さく済みます。公開料金のなかでは、LIVE配信を中心とした大型のプランに、月額料金へ成果報酬(GMVの10%)と広告費を加える形が見られます。
【計算例】月額95万円+成果報酬(GMVの10%)の複合型プランで、ある月のGMV(流通総額)を仮に500万円とすると、代行会社への支払いは次のとおりです(税抜)。
| 費目 | 計算の仕方 | 金額 |
|---|---|---|
| 月額 | プランの月額 | 95万円 |
| 成果報酬 | 仮のGMV 500万円×10% | 50万円 |
| 代行会社への支払いの合計 | 月額+成果報酬 | 145万円 |
実際には、ここに自社で決める広告費が加わります。GMVが伸びるほど成果報酬の金額も大きくなる点が、月額固定型との大きな違いです。
スポット型:開設などの作業ごとに1回だけ払う
スポット型は、決まった作業に1回だけ払う料金体系で、毎月の支払いがないため月の売上の表には入りません。たとえば10万円前後の開設代行では、アカウント開設・出店・初期設定に加えて、20SKU程度までの商品登録・ページ作成まで含まれる例があります。開設代行のあとで、同じ会社の運用プランへ切り替えられる例もあります。
スポット型で頼んだ作業の費用は、開設の月にまとめて出ていく額です。月の総額を出すときは、その月だけ、毎月決まってかかる費用に足しておきましょう。
TikTok Shop運用代行の見積もりの取り方と比べ方|依頼から比較までの4ステップ
TikTok Shop運用代行の見積もりは、任せる業務と量を自社で表にまとめて同じ条件で依頼し、届いた金額を3つの増え方に分けて比べるのがポイントです。3つに分けておけば、同じ月額の見積もりでも、売上が半分になった月に支払いがどれだけ減るのかを会社ごとに比べられるからです。
- ①任せる業務と量を、1枚の表にまとめる
- ②同じ表を複数の会社に渡して、見積もりを依頼する
- ③届いた見積もりを、3つの増え方に分けて並べ直す
- ④最低契約期間をかけた総額と、売上ごとの支払いの両方で比べる
①任せる業務と量を、1枚の表にまとめる
見積もりを頼む前に、任せたい業務と月の量を、3つの増え方ごとに1枚の表へ書き出しておきましょう。次のような表を埋めておけば、どの代行会社にも同じ条件を伝えられます。
| 増え方 | 業務 | 表に書く量 |
|---|---|---|
| 毎月一定 | 運用の設計・管理、定例の報告 | 定例の打ち合わせの回数(月次か隔週か) |
| 本数・回数 | ショート動画、LIVE配信、商品登録 | 月の動画の本数、月のLIVE配信の時間、登録するSKU数 |
| 売上・件数 | 成果報酬、広告運用、発送と問い合わせ対応 | 見込む月の売上とその半分の売上、広告費の上限、月の出荷件数と問い合わせ件数 |
あわせて、表を作る段階で「自社に残す業務」も決めておきましょう。自社に残す業務は表から行ごと消し、その業務にかかる社内の費用は、比べる段階で自社の側に足し戻すと、外に任せる場合との差がわかります。
②同じ表を複数の会社に渡して、見積もりを依頼する
①で作った表をそのまま複数の会社に渡し、同じ条件で見積もりを出してもらいます。その際、初期費用の有無、最低契約期間と途中解約の条件、金額が税込か税抜かも、各社に共通の質問として添えておくとよいでしょう。
会社によっては、表とは異なる本数や配信時間で提案が返ってくることもあります。提案の中身は参考にしつつ、表の量に合わせた金額もあわせて出してもらうと、次のステップで並べ直しやすくなります。
③届いた見積もりを、3つの増え方に分けて並べ直す
届いた見積もりは、項目ごとに「毎月一定」「本数・回数」「売上・件数」のどれにあたるかを振り分けてから並べます。とくに「本数・回数」の部分は、動画1本あたり・配信1時間あたりに割り戻してみると、会社ごとの単価の差がはっきり見えてきます。
「売上・件数」の部分は、見込みどおりの売上と、その半分の売上の2通りで金額を出しておきましょう。こうしておくと、次のステップで売上ごとの支払いをそのまま並べられます。
④最低契約期間をかけた総額と、売上ごとの支払いの両方で比べる
最後に、最低契約期間をかけた総額と、月の売上が見込みどおりの場合・半分の場合の支払いを、会社ごとに並べて比べます。総額だけで比べると、成果報酬を含む見積もりでは、売上が伸びた月にいくら払うことになるのかが見えません。逆に、売上ごとの支払いだけで比べると、最低契約期間の長さを見落としがちです。
両方を並べたうえで、売上が半分の月でも利益が残る見積もりを候補に残すのがおすすめです。もちろん、判断材料は金額だけではありません。支援実績など、金額のほかに確認しておきたい項目は、次の記事で詳しくまとめています。
関連記事:TikTok Shop運用代行の選び方|食品事業者が契約前に確認すべき項目
TikTok Shop運用代行の費用相場のよくある質問
最後に、TikTok Shop運用代行の費用について、見積もりを取る前に確認しておきたい質問にお答えします。
Q1. TikTok Shopへの出店そのものに、初期費用や月額費用はかかりますか?
かかりません。TikTok Shopが売上に応じて請求する販売手数料は、有効な注文ごとにかかり、料率はカテゴリーごとに異なります(食品・ドリンクなら7%、お酒の一部のサブカテゴリーは10%)。
ただし、出店の手続きや商品登録を代行会社に頼む場合は、その作業料がかかります。開設だけを任せたいなら、スポット型で見積もりを取り、運用を任せる月額プランとは分けて比べるとわかりやすいでしょう。
Q2. 成果報酬だけで引き受けてくれる代行会社はありますか?
2025年6月には、初期費用ゼロ・固定費ゼロで、売上に連動して手数料が発生する成果報酬型の支援が発表されていました。ただし、その会社は同年8月に月額30万円のプランも発表しています。いま成果報酬だけの契約を受けているかは、見積もりの依頼で確認しましょう。
成果報酬だけで契約できる場合も、月の動画の本数や配信時間を契約書に書いておくのがおすすめです。売上が立たない月は支払いが発生しない型なので、作業の量を決めておかないと、立ち上げの時期に動画が増えないまま月が過ぎることも起こりえます。
Q3. TikTok Shop運用代行の費用を抑えるには、どうすればよいですか?
毎月決まってかかる額を小さくし、売上に応じて払う部分の割合を増やすと、注文が少ない月の負担を軽くできます。見込む月の売上が、月額固定型と成果報酬型の支払いが等しくなる売上(月額÷成果報酬の率)より小さいなら、成果報酬型のほうが支払いは小さくなります。
もう1つおすすめしたいのが、「本数・回数」で増える業務を1本あたりに割り戻し、自社で作った場合の1本あたりの費用と比べてみる方法です。社内で作るほうが安い業務は自社に残し、外に任せるほうが安い業務だけを依頼すれば、必要な量を保ったまま月額を下げられます。
Q4. 公開料金が税抜のとき、税込ではいくらになりますか?
運用代行の料金にかかる消費税は、標準税率の10パーセントです。つまり、税抜の料金を1.1倍すれば税込の金額になります。
たとえば、税抜で「月30万円〜」と表示されているプランを税込に直すと、次のとおりです。
| プランの例 | 税抜(公開料金) | 税込(1.1倍) |
|---|---|---|
| 運用代行(税抜表示) | 30万円〜/月 | 33万円〜/月 |
税の表示がない会社の料金と比べる場合は、見積もりの段階で、税込か税抜かを確かめておくと安心です。
Q5. 最低契約期間の途中で解約すると、費用はどうなりますか?
途中で解約したときの費用は、契約書の解約の条件で決まり、公開料金だけでは判断できません。そのため、最低契約期間をかけた総額を、途中でやめても払う可能性がある額の目安として予算に置いておきましょう。
たとえば最低契約期間が6か月のプランなら、3か月目でやめたくなった場合に、残りの3か月分がどう扱われるのかを、契約の前に文面で確認しておくと安心です。
まとめ:TikTok Shop運用代行の費用相場
ここまでの内容を振り返ると、TikTok Shop運用代行の費用相場で押さえておきたいポイントは次の6つです。
- 代行会社に払う料金とほかの費用:費用相場は、運用を代行会社に任せたときに代行会社へ支払う料金の目安。ほかに販売手数料・クリエイターへの報酬・広告費・送料がかかる。TikTok Shopへの出店そのものに初期費用・月額費用はかからない
- 公開料金の読み方:公開されている月額は月15万円前後から月160万円(税抜)まで。含まれる本数・時間、初期費用の有無、最低契約期間をかけた総額、税抜・税込の表示と別途かかる費用の注記をあわせて読む
- 費用が増える業務:3つの増え方に分けて読む。「毎月一定」は運用の設計・管理と定例の報告、「本数・回数」はショート動画・LIVE配信・商品登録、「売上・件数」は成果報酬・広告運用・発送と問い合わせ対応
- 月にかかる費用の総額:売上に比例する費用を率と1件あたりの額で、毎月決まってかかる費用を額で足し合わせる。そのうえで、注文数が半分の月でも、売上から原価と月の総額を引いて利益が残るかを確認する
- 料金体系の違い:月額固定型・成果報酬型・複合型・スポット型のどれが割安かは、月の売上で入れ替わる。見込む売上とその半分の売上を当てはめて計算してから選ぶ
- 見積もりの取り方と比べ方:任せる業務と量を1枚の表にまとめて同じ条件で依頼し、3つの増え方に並べ直す。最低契約期間をかけた総額と、売上ごとの支払いの両方で比べる
見積もりを比べる第一歩は、任せたい業務と月の量を、3つの増え方ごとに書き出してみることです。届いた見積もりの読み方に迷ったときや、自社の売上規模に合う料金体系を知りたいときは、モールハックのTikTok Shop運用代行の担当者までお気軽にご相談ください。